口腔内カメラによる「モニター診療」の全てをお伝えします

モニター診療では、根管内を数倍から20倍に拡大して見ながら治療することが可能になります。マネキンを使い、口腔内カメラでスムーズに術野を撮影。映像をモニターで確認しながら、もう一方の手に診療器具(探針・プロープ・エキスカベータ・充填器など)を持って口腔内診査や簡単な作業ができるので、上下顎の7番の遠心面も見ながら形成できたり、義歯調整では痛みの原因を直ちに発見して解決できるなど、様々な場面でオールマイティーに使える口腔内カメラの使い方の基本技術を一日で伝授します。

開催日時

7月13日(木)10:00~17:00
9月28日(木)10:00~17:00
11月30日(木)10:00~17:00

次回未定

モニター診療トレーニング1日コースの実習内容

実習では、口腔内カメラを保持具で固定して、マネキンの上顎の歯を映すことからスタートします。口腔内カメラの映像を正しく反転すると、12時の位置からミラーで上顎の歯を見るのと同じように見えるため、モニターを見ながらの作業が可能になるからです。

1.映像を見ながら文字を書く

最初に左手は使わず右手だけで、特殊な形のエンピツで咬合面に文字を書いてもらいます。これはモニターを見ながら作業できることを実感してもらうのが目的です。これまで数十人が挑戦しましたが、特別な訓練なしで、全員が映像を見ながらスムーズに文字を書くことができました。

ここで感覚として身につけてもらいたいのは、拡大映像を見て作業する時のインスツルメントの動きが目視よりも大きくなることです。小さな動きがモニター上では大きな動きになりますが、この感覚はすぐに慣れるでしょう。

他にも、モニターの映像では遠近感がわかりにくいという違和感もありますが、平らな咬合面に文字を書くような作業ではあまり大きな問題になりません。

2.口腔内カメラの持ち方

次に左手に口腔内カメラを持ち上顎の歯を順番に撮影します。口腔内カメラの持つ位置は案外難しいため、親指 ・人差し指・ 中指の位置にあらかじめシールを貼ってあります。

そこに指を置いて持ち、まずは口腔内カメラを垂直にしたまま、カメラヘッドを真下に向けて、右上7番から左上7番までの咬合面をゆっくりと撮影します。次に頬粘膜ボックスをつけた上下顎模型で同じ部位を撮影します。

この時、対合歯列に口腔内カメラがぶつからない位置で撮影する必要があるため、カメラの位置を対合歯列の上を避けて口蓋側にずらします。つまり臼歯部は咬合面を口蓋側方向から口腔内カメラを多少回転させながら撮影することになります。

3.臼歯部頬側面の撮影

口腔内カメラを咬合面から頬側に30度だけ回転させて、左右とも7番から4番へと撮影します。口腔内カメラを90度回転させて頬側面を真正面から撮影してしまうと見ながら作業ができないためです。

また、口角を引っ張らないように、口腔内カメラを前方に傾けるのがポイントです(左右には傾けません)。

4.上顎前歯部唇側の撮影

この部分の撮影方法は2通りあります。

①上顎臼歯部の撮影の流れで、そのまま撮影する方法。この方法では唇側面を切端方向から見ることができます。

②映像反転を変えて口腔内カメラを水平に構える方法。左上3番から右上3番までか、左上4番から右上4番までを撮影。右手の指かミラーなどで上口唇を排除するのがポイントです。そして口腔内カメラを上顎歯列に沿って、少し回転させながら撮影することです。回転させないと3番の遠心面が見えません。

この部分は容易に目視できると思われがちですが、20倍の拡大映像になると目視では見逃すようなものが見えてきます。

5.歯を4方向から撮影

口腔内カメラの位置決めのトレーニングです。1本の歯を左上・左下・右下・右上の4方向から撮影して観察します。右上6番の咬合面に窩洞があり窩洞の内側と歯頸部に小さな印がある、4方向から見ることで初めてすべての印が見える人工歯を使います。

6.両手を同時に使う実習

モニター映像で遠近感を感じながら、左手に口腔内カメラを持って撮影し、右手に探針をもって歯面を触診してもらう実習です。最初は少し戸惑いますが、すぐに慣れて歯面をスムーズに触れるようになります。

この実習のポイントは、左手にもったカメラは動かさず、右手だけを動かすこと。左手を宙に浮かせたままにせずレストをすること。レストには左手の薬指を上顎前歯の切端に軽く当てる方法と、頬部に手のひらの一部を当てる方法があります。

7.咬合面の充填

上顎臼歯部咬合面の1級窩洞に水硬性セメントを充填器で充填する実習。舌側方向と頬側方向の両方から交互に見ながら作業するのがポイントです。

慣れるまでは右手と左手を同時に動かすのは難しいため、充填作業の時にカメラの位置を変えないこと。充填作業では歯面とセメントの境い目に隙間がないように仕上げてもらいます。咬合面の凹凸を再現するにはある程度のトレーニング時間が必要になります。

8.充填物の除去

充填してあるセメントをエキスカで除去する実習。これはう蝕をエキスカで取り除く練習になります。この作業もモニターの映像で遠近感を養う練習になります。

9.窩洞形成

咬合面に十字のマークが印刷されている人工歯を使って、上顎臼歯部の単純な窩洞形成を行います。十字のマークの内側をタービンのバーで削りますが、ラインからはみ出さないように削るのはとても難しい作業です。

次に臼歯部の咬合面の充填物をタービンで削りとります。これは頬側と舌側の両方から交互に見ながら作業するのがポイントです。一方向から見ただけでは充填物を綺麗に削りとることができません。

なお窩洞形成の実習では、カメラのレンズに水がかからないように、アシスタントがバキュームを持ってくれます。


以上が一日コースの流れです。

一日コースは上顎のみの実習となります。下顎についても、撮影方法・触診・充填・充填物の除去・窩洞形成といった実習内容を準備しています。上顎の治療がスムーズにできるようになりましたら、引き続き下顎の実習もお勧めいたします。

 

モニター診療トレーニングはこのような方におすすめです

  • 開業を目指している勤務医の方
  • 診療技術を向上させて患者さんに喜んでもらいたい方
  • 患者さんに診療内容や口腔内の状態を分かりやすく伝えたい方
  • 診療中の無理な姿勢が原因でおこる腰痛や首の痛みに悩んでいる方
  • 年齢からくる視力の衰えに悩んでいる方
  • 他の歯科医院と差別化できる技術を知りたい方

 

セミナーで得られること

  • 診療技術に自信がない歯科医師が自分の技術に自信がもてるようになる
  • 患者さんに説明するのが苦手な歯科医師でも治療内容を分かりやすく伝えられるようになる
  • 不自然な診療姿勢が原因の腰痛や首の痛みから解放される
  • 術野を拡大してよく見えるようになるため、視力が衰えてきた歯科医師でも細部まで念入りな治療ができるようになる
  • 立地が悪かったり特徴がない歯科医院でも、モニター診療導入により質の高い治療を提供できるようになることで、患者さんの口コミが広がり宣伝しなくても予約が途切れなくなる

 

開催場所

一般社団法人口腔内カメラ教育センター(ICEC)

〒221-0014神奈川県横浜市神奈川区入江1-26-14
藤江デンタルクリニック内

 

受講費・お申し込み

◆1日トレーニングコース+モニター診療機材一式
※モニター診療に必要な機材一式の費用(15万円)も含まれます。
216,000円(税込)

モニター診療機材の内容(受講者向けのお得なセットとなっています)
・口腔内カメラのセット(アインシュタイン・ルミカとテレビ用の受信機)
・テレビ(シャープの19型の液晶テレビ)
・トレーニング用のマネキン(シンプルマネキンⅢ・頬粘膜ボックス・保存修復実習用の模型)
*単品でのご注文はお受けできません。希望者には購入先を教えますので、ご自身でご購入願います。

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◆1日トレーニングコース
※上記のモニター診療機材一式が不要な方はこちら
54,000円(税込)

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