歯科治療におけるCAD/CAM技術のネックとは?

ICEC(アイセック)の藤江です。

来る4月22日(土)、23日(日)に横浜の鶴見大学で開催される日本デジタル歯科学会第8回学術大会にて、私も4月23日(日)9:30からの一般口演で発表することになりました。

デジタル歯科学会のメインは、CAD/CAM(コンピュータで製作物の形を決め、コンピュータに指示して製作させる)です。当初、モニター診療は場違いではと思いましたが、大会長である鶴見大学・大久保力廣教授から「十分に学会の趣旨に合っている」と声を掛けられて引き受けることにしたのです。

発表の演題は「口腔内カメラのビデオ映像を見ながら行う治療技術」

データを見せる研究発表ではなく、モニター診療のシステムの概要を理解してもらうことを目指しています。多くの参会者にモニター診療に興味を持ってもらい、喜んでもらえるよう、未公開の臨床ビデオも見せる予定です。

これまで数回発表してきた「日本歯科保存学会」での一般口演では、モニター診療関連の発表にも関わらず動画を使えないプレゼンにストレスを感じていましたが、今回は動画で十分に魅力を伝えることができると思っています。

CAD/CAM技術のネック

とはいえ、実質的にはCAD/CAM学会なので、口腔内カメラとCAD/CAMとの接点となる部分に重きを置いた内容のプレゼンを考えています。

「CAD/CAMで使う口腔内スキャナー」と「モニター診療で使う口腔内カメラ」には、口腔内を撮影するカメラという共通点がありますが、私は歯科治療におけるCAD/CAM技術のネックは、口腔内の撮影が難しいことだろうと推測しています。

当然ながら手振れがない安定した映像がほしいわけですが、口腔内スキャナーで口腔内で宙に浮いている状態で撮影するのは、かなり難しいはずです。

一方、モニター診療には口腔内をスムーズに撮影するために「映像反転」や手振れを最小限に抑えるテクニックがあります。モニター診療の技術を使えば、CAD/CAMの大きな課題が解決できる可能性があります。そのような観点からも、デジタル歯科学会の他の発表を見て来るつもりです。

 

「モニター診療」の技術を伝えるために

普段から私は、多くの歯科医師や歯科衛生士に「モニター診療」の技術を伝えていくことが歯科医療を大きく進歩させると考えて様々な活動しています。

多くの歯科関係者が集まる学会での発表は、言うまでもなく大変重要な機会ですので、しっかりと「モニター診療」の魅力を伝えていきたいと思います。

ご興味のある方は当日の参加登録も可能ですので、ぜひ大会に足を運んでもらえると嬉しいです。

日本デジタル歯科学会第8回学術大会

 

著者プロフィール

口腔内カメラ教育センター
代表 藤江英宏(ふじえひでひろ)

口腔内カメラを使った「モニター診療」は、口の中を撮影し、その数倍~20倍の映像を見ながら治療をする方法で、2002年に私自身が考案した新しい治療方法です。